魚に含まれる水銀

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  魚に含まれる水銀の妊婦への許容量の見直し(2005.8.13)
 魚介類に微量に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を与える恐れがあるとして、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会は12日、妊婦が食べてもよい量の目安を見直し16種でまとめた。我々が今まで指摘していたマグロなども週に2回までとなった。

(1回の摂取が80gとした場合の頻度)
週2回以下−−−キダイ、クロムツ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ(筋肉)、イシイルカ
週1回以下−−−キンメダイ、メカジキ、クロマグロ(ホンマグロ)メバチ(メバチマグロ)、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ、
2週間に1回以下−−−コビレゴンドウ
2ヶ月に1回以下−−−バンドウイルカ


厚労省は、「乳幼児も含む一般の人では、悪影響が心配される状況ではない。魚介類は一般に健康に有益なのでバランスよく摂取を」としている。


  魚に含まれる水銀の妊婦への許容量(2003.6.03)

 厚生労働省は昨年6月、水銀が多く含まれる魚介類などを公表し、妊婦や妊娠の可能性のある人にその摂取を控えるよう勧め、影響が心配される魚介類など7種について、摂取に関する注意事項を公表しました。

(1回の摂取が60g〜80gとした場合の頻度)
週2回以下−−−メカジキ、キンメダイ
週1回以下−−−ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ、サメの筋肉
2ヶ月に1回以下−−−バンドウイルカ


 上記の基準が、1年余りしかたっていないのに見直されるようです。高級魚であるマグロなども下の表で示されているように0.55マイクロgと高濃度に水銀に汚染されていることがわかり、これまで対象外でしたが、検討対象になるようです。
 水銀の中でも水俣病で問題になったメチル水銀の毒性が心配され、神経系への障害が懸念されます。特に胎児に最も悪い影響がでやすいと言われています。
 とはいえ、魚は食生活に欠くことの出来ない食べ物で、余り神経質になりすぎるのもよくありません。魚には、特に胎児の成長・発達に欠かせないDHAなどのn−3系不飽和脂肪酸も含まれています。「妊婦には水銀量が少なく、DHAが多いサンマやアジがお勧め」という専門家もいますが、同じ魚を沢山食べるのではなく、水銀を多く含む魚に注意しながら、魚以外も含めて色々なものをバランス良くということでしょう。
  魚に含まれるメチル水銀の量

 メチル水銀は、海中の食物連鎖で小さな魚などの魚介類などから大きな魚へと蓄積されていくので、長く生きる大型魚ほど水銀濃度が高くなっていきます。あの広大な海が如何に水銀に汚染されているかということでしょう。日本人が摂取する総水銀量のうち87%が魚介類からで、そのほとんどがメチル水銀です。
 厚生労働省は今年8月、許容量の見直しにあたって、水銀濃度の高いマグロを含む22種類の魚に含まれるメチル水銀の量を公表しました。(下記の表)


22種類の魚に含まれる平均メチル水銀の量
エッチュウバイガイ 0.49 マッコウクジラ 0.70
キダイ 0.34 ドチザメ 0.41
キンメダイ 0.52 ヨシキリザメ 0.35
クロムツ 0.31 サメ類(種類不明) 0.91
ユメカサゴ 0.36 本マグロ 0.55
マカジキ 0.34 インドマグロ 0.38
メカジキ 0.67 メバチマグロ 0.55
イシイルカ 0.37 キハダマグロ 0.18
コビレゴンドウ 1.49 ビンナガマグロ 0.16
ツチクジラ 0.70 メジマグロ(幼魚) 0.19
バンドウイルカ 6.62 ツナ缶 0.11
           (単位はマイクログラム、魚1グラム当たりに含まれる量)
                                厚生労働省
           0.5マイクロg以上は赤字表示にしました。


       水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項

                                平成15年6月3月

                   薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会
                         乳肉水産食品・毒性合同部会

多くの魚介類等が微量の水銀を含有しているが、一般に低レベルで人の健康に危害を及ぼすレベルではない。魚介類等は、良質なたんぱく質を多く含み、飽和脂肪酸が少なく、不飽和脂肪酸が多く含まれ、また、微量栄養素の摂取源である等、重要な食材である。

 しかし、一部の魚介類等では食物連鎖により蓄積することにより、人の健康、特に胎児に影響を及ぼす恐れがある高いレベルの水銀を含有している。

 このため、妊娠している方又はその可能性のある方ついては、魚介類等の摂食について、次のことに注意することが望ましい。

これまで収集されたデータから、バンドウイルカについては、1回60〜80gとして2ヶ月に1回以下、ツチクジラ、コビレゴンドウ、マッコウクジラ及びサメ(筋肉)については、1回60〜80gとして週に1回以下にすることが望ましい。
また、メカジキ、キンメダイについては、1回60〜80gとして週に2回以下にすることが望ましい。

 なお、妊娠している方等を除く方々はすべての魚種等について、妊娠している方等にあっても上記の魚種等を除き、現段階では水銀による健康への悪影響が一般に懸念されるようなデータはない。魚介類等は一般に人の健康に有益であり、本日の注意事項が魚介類等の摂食の減少につながらないように正確に理解されることを期待したい。

 今後とも、魚介類等の中の水銀濃度及び摂取状況等を把握するとともに、胎児への影響に関する研究等を行い、その結果を踏まえ、今回の摂食に係る注意事項の内容を見直すものとする。



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