不安な食品添加物・輸入果物

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   食品添加物の不安度 (×××−不安、××−少し不安、×−不明、○−安心) 

   商品の安心度(◎−より安心、○−安心、×−不安)

   実例中のラベル表示赤字−食品添加物、赤字−不安度×××、××の食品添加物、
      緑字−遺伝子組み換えの不安のある原材料や食品添加物)



グレープフルーツ・レモン・オレンジ


 


A  安心度−×

防かび剤として、TBZイマザリル使用


B  安心度−×

 防ばい剤(OPPTBZ
 イマザリル)を使用して
 います。
 



 
AおよびBのような内容の表示をしていますが、ラベルが小さくて見づらく気付かない場合がある。中には、表示のない違反例も見られます。


選び方ワンポイント
不安な商品-A、Bの商品(安心度-×)
このような防かび剤を使ったグレープフルーツ、レモンは、買うのを控えます。
OPP、TBZ、IMZ、DPなどの防かび剤には、遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常、発ガン性などの不安があることです。このような防かび剤を食品添加物として使用することに、その危険性を強く指摘する報告もあります。
これらの残留農薬は基準値以下に管理されていると言いますが、膨大な量の輸入果物などを完全には検査できません。時々、輸入農産物の残留農薬の基準オーバーや禁止されている農薬が見つかったりしているのが新聞報道されているので、これらの防かび剤も基準オーバーの不安が付きまといます。

ポスト・ハーベスト農薬(ポスト・ハーベスト・アプリケーション)とは、収穫後に農薬を使用することです。収穫後輸出される輸送途中の果物のカビを防ぐため、OPP、TBZ、IMZ、DPなどの防かび剤が使用されています。日本では、収穫後のこのようなポスト・ハーベスト農薬は認められていないので、輸入の際、これらの防かび剤は、食品添加物としてその使用が認められています。
新鮮であるべき果物をはるかアメリカなどから運ぶのですから、約2ヶ月の船旅の間に白カビなどが生えて腐るのは当たり前です。そこで登場したのがOPPなどの防かび剤です。輸送途中の腐敗を押さえるためとはいえ、危険な農薬を食品の添加物として認めること自体問題であり、本末転倒であると考えます。


実例中の食品添加物表示      不安度
防かび剤(TBZ=チアベンダゾール
防かび剤(IMZ=イマザリル)
防かび剤(OPP=オルトフェニールフェノール
×××(変異原性、染色体異常)
×××(肝臓、腎臓障害)
×××(遺伝子損傷性、変異原性)
  


実例以外で見かける食品添加物      不安度
防かび剤(DP=ジフェニール) ××(肝臓障害)





東京都健康安全研究センターの1999年度農作物残留農薬調査報告から

 東京都衛生研究所が、同所年報51号で報告している、99年4月から2000年3月にかけて、東京都内で入手した農作物の残留農薬調査結果を紹介しておきます。

  残留分析の対象となった作物は
     国産慣行栽培作物:    18種  64検体
     無・減農薬栽培表示作物:  7種  17検体
     輸入農産物:       72種 238検体
  農薬の種類は
                国産作物 輸入作物
     有機リン系農薬:   42種   41種
     有機塩素系農薬:   26種   22種
     カーバメート系農薬: 24種   24種
     その他:       22種   24種
  となっています。

輸入農作物
 対象となった農作物のうち24種に27種の農薬が見出だされました。

 野菜27種中では、アメリカ産ジャガイモに、国内では適用が認められない発芽防止剤CIPC(クロルプロファム)が最高450ppb、ニュージランド産ピーマンにパラチオンメチルが最高40ppb検出されました。

 柑橘類では、例年通り、OPPTBZイマザリルの3種のポストハーベスト農薬が高い検出率で見つかっています。最高残留値を示したのは、TBZではアメリカ産グレープフルーツ(全)6300、イマザリルではアメリカ産レモン(全)1900、OPPではオーストラリア産マンダリンオレンジ(全)1500各ppbでした。2,4−Dは、オーストラリア産オレンジ(全)に310、スペイン産オレンジ(全)に190ppb残留しており、前者では果肉にも見出だされました。DMTPはイスラエル産スイーティー(全)に150ppb検出されたほか、エチオンやクロルピリホスが残留していたものもありました。

 柑橘類を除く18種の果実に、14種の農薬が検出されました。バナナでは、フィリピン産のものにクロルピリホスが390ppb検出されたほか、TBZやイマザリル、イプロジオンなども見出だされ、一部果肉に移行していました。
 マンゴやライチには、日本では、使用できないメチルパラチオンほかの有機リン剤の残留がみられました。アメリカ産サクランボにNACが最高160ppb、イプロジオンが最高420ppb検出され、ニュージーランド産イチゴにはキャプタンが1600ppbとイプロジオン110ppbが複合残留していました。

 8種の豆・種実類では、いずれもNDでしたが、インド産の紅茶には100%の検出率でエンドスルファン(ベンゾエピン)が検出されたほか、DDTやジコホールが同時に残留しているのは気になります。
 10種の穀類のうち、コムギミールと麦芽には、ポストハーベスト農薬とみられる、クロルピリホスメチルやマラチオン、MEP、ピリミホスメチルの有機リン剤の残留が認められ、特に、カナダ産麦芽で、MEPが820ppbと高い値で検出されました。

※残留濃度1ppmは1,000ppbです。


            残留農薬基準とは?

残留農薬基準は、食品衛生法第7条に基づく食品規格で、農産物中に残留する農薬の許容される最大上限値です。通常、1Kg当たりの農産物に、ある農薬が残留する限度をmgとして、「ppm(濃度単位:百万分の1)」で表されます。
ppbは濃度単位が十億分の1ですので、1ppmは1,000ppbです。

残留農薬基準は、私たちが農産物等から摂取する農薬が一日摂取許容量(ADI)を越えることのないよう設定されています。

残留基準を超えて農薬が残留している農産物は、国産品、輸入品を問わず、流通、販売などが禁止されます。

厚生労働省では242農薬について、農作物ごとに残留農薬基準値を定めています(2003年7月6日現在)。


(※)食品衛生法による輸入果物に対する防かび剤の使用基準は、次のとおり。
品 名 使 用 基 準
対象食品:最大残存量
イマザリル かんきつ類(みかんを除く):5mg/kg
バナナ:2mg/kg
オルトフェニルフェノール かんきつ類:10mg/kg
ジフェニル グレープフルーツ:70mg/kg
レモン:70mg/kg
オレンジ類:70mg/kg
チアベンダゾール かんきつ類:10mg/kg
バナナ(全体):3mg/kg
バナナ(果肉):0.4mg/kg




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