ガンを予防する食品(2)

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上述の12食品群意外にも、下記のような食品がガンを予防する食品として挙げられている。
 
1.ほうれんそう
特徴 黄色の色素成分であるβカロチンルティンなどのカルテノイドビタミンCなどのビタミン類が多く含まれ、抗酸化力を発揮し、発ガン抑制効果がある。
2.さつまいも
特徴 さつま芋に含まれる「さつま芋・ファイバー(食物繊維)」は、発ガン物質を吸着して対外に排出する。また、さつま芋のしぼり汁に含まれるガングリオシドという物質が、ガン細胞の増殖を抑えていることが分かった。
3.そば
特徴 抗酸化物質のポリフェノールが豊富に含まれていて、ガンを抑制する働きがある。植物の中では、そばが特に強い抗酸化作用を示している。
4.野菜スープ
特徴 ビタミン類の破壊を防ぐため、「野菜は熱を加えずに生で食べる方がよい」とされてきた。ところが、野菜に含まれる発ガン抑制物質であるポリフェノール、フラボノイド、βカロチンやルティンなどのカロテノイドは、熱せられて初めて細胞の外に溶け出すことが分かった。従って、野菜スープは生野菜の10~100倍の発ガン抑制効果がある。熊本大学医学部前田浩教授らの実験で明らかになった。
5.味噌
特徴 味噌特に完熟味噌に含まれるミネラルやさまざまな成分に、発ガン抑制効果がある。広島、長崎の原爆の被爆者の中に無症状の人がいて、その人たちは普通の人より多くの味噌を日常的に使っていた。また、チェルノブイリで原発事故があったとき、治療目的の一つとして被爆した人に日本から味噌が送られた。
6.バナナ
特徴 バナナには、体内の免疫力を強める効果があり、がん細胞などの異物を攻撃するときに使うTNF(腫瘍壊死因子)を作り出す能力を高める効果がある。
7.リンゴ
特徴 リンゴに含まれるアップルペクチンが、発ガン物質の活性酸素を非常に効率よく消却して排泄を促す。ペクチンは、果物の中に含まれる食物繊維の多糖類で、果物が熟成する際、ゼリー化を促す。富山大学医学部田澤賢次教授らは、特に、大腸がんを予防する効果があることを明らかにした。
8.パパイヤ
特徴 パパイヤには、イソチオシアネートが豊富に含まれていて、発ガン物質を無毒化する解毒酵素の活性化を高める働きがある。名古屋大学の中村宜督先生らが明らかにした。
9.鮭、えび、かに
特徴 カロテノイドの中でも、鮭・えび・かにに含まれる赤い色素であるアスタキサンチンは、より高い抗酸化作用でガンを抑制することが明らかになっている。金沢医科大学田中卓二教授らは、特に膀胱ガン、大腸ガン、舌ガンに効果があることを実験で明らかにした。
10.青背の魚
特徴 青背の魚などに含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が、発ガンの抑制に効果がある。DHAを多く含む魚は、多い順にまぐろ、ぶり、さば、さんま、うなぎ、いわしなどです。
東京水産大学矢澤一良教授は、「肉の脂肪から作られるプロスタグランディンE2は、プロモーターとして人間の体にガンを発症させる働きをします。そこで、DHAがプロスタグランディンE2を生体内で合成するサイクロオキシゲネースという酵素の活性を抑えて、ガン化を防ぐ働きをするのです」と発ガン抑制のメカニズムを説明している。
11.ほたて貝、いか墨
特徴 ほたてに含まれるグリコーゲン、いか墨に含まれるムコ多糖に、発ガンの抑制効果があるといわれている。これは青森県産業技術開発センターを中心とする研究グループによる、地元の特産物の有効利用を探る研究の成果です。
12.コーヒー
特徴 コーヒーに含まれる生理活性成分のうち、クロロゲン酸の発ガン抑制効果が注目されている。さらにできてしまったガン細胞の増殖、浸潤を抑える可能性もあることがわかってきた。特に肝臓ガンの発生が抑えられたという報告もある。
13.ココア
特徴 ココアに含まれるカカオポリフェノールには、体内で活性酸素などの有害な酸化物を取り除き、ガンの抑制効果も認められる。
14.ビール
特徴 さまざまな種類のビールに含まれるグリシンベタイン・シュードウリジン(核酸化合物の一種)に、発ガン抑制効果がることが分かった。
15.赤ワイン
特徴 ぶどうには、渋味のもとであるタンニンカテキン、赤紫色素成分のアントシアニン、抗カビ活性に優れたリスベラトロールなど、豊富なポリフェノールが含まれている。赤ワインに含まれるこれらのポリフェノールが、心疾患の予防や発ガンの抑制効果あることが明らかになってきている。
16.梅酒
特徴 昔から薬用酒として親しまれてきた梅酒に、抗酸化物質のリオニレシノールが含まれていることが分かり、抗酸化作用、発ガン抑制効果のあることが明らかになった。リオニレシノールは、ニレ科の植物の樹皮などに含まれているリグナン類の一種である。


ガンを予防する食品(アメリカ国立がん研究所の報告より)
-1990年にアメリカ国立ガン研究所を中心として、『デザイナーフーズ』計画がスタートした。その目的は、野菜や果物、香辛料、穀物などの植物性食品に含まれる成分が、ガン予防にどのような機能を果すのかを科学的に解明することです。そしてそのなかから、ガン予防に高い効果をもつとされる約40種類の植物性食品が挙げられた。グループC、B、Aの順で予防効果が高くなると見なされている。


グループA ニンニク、甘草
ショウガ、大豆
ニンジン、セロリ
キャベツ
グループB ターメリック、 ピーマン、玄米
カリフラワー、全粒小麦、亜麻
ブロッコリー、タマネギ、 ナス
芽キャベツ、 トマト、   茶  
グレープフルーツ、レモン、オレンジ
などの柑橘類
グループC マスクメロン、アサツキ、オレガノ、キウイ
ローズマリー、カラス麦、ハッカ 、セージ
キュウリ、   ベリー類、バジル、海藻類
タラゴン、   キノコ類、 タイム、大麦    
アメリカ国立ガン研究所が発表した野菜以外にも、ガン予防が期待できる野菜は、上述したように「健康12食品群リスト」(大澤俊彦教授-名古屋大学教授)など沢山あり、要するに季節々の旬の野菜をバランスよく沢山食べることが大切だ。
ガンになりやすい生活習慣
日常の生活習慣
タバコ:喫煙は、肺ガン、喉頭ガンなどの呼吸器系のガンだけでなく、乳ガン、食道ガンなどの原因にもなっている。ニコチンは強力な発ガン物質であり、ほかにもタール、ベンツピレン、フェノール、カドミウムなど数十種類もの発ガン物質が含まれている。
タバコから立つ煙(副流煙)にも発ガン物質があり、非喫煙者でも副流煙を吸うことでガンになる危険性が高まる。喫煙者を非喫煙者と比べた場合、喉頭ガンで30倍以上、肺ガンで4倍以上の発ガン率になっている。


大気汚染:工場の煤煙や車の排気ガスは地球温暖化の環境汚染だけでなく、人体にも大きな影響を与え、健康被害をもたらしている。これらの排出が多い地域に住んでいる人は、気管支喘息や肺ガンのリスクが高い。国立環境研究所は、ディーゼル車の排気ガス中の黒煙微粒子(diesel exhaust particles, DEP)に含まれるベンツピレン・ニトロアレンが、気管支喘息肺ガンの原因物質であることを明らかにした。また、四日市喘息や川崎喘息で知られるように、石油コンビナートの化学工業、火力発電所から排出された煤煙の硫黄酸化物(SOx)などによって、慢性気管支炎喘息が集団発生した。
アスベストは「石綿」とも呼ばれる繊維で、強度が高く熱にも強いことから、建材や断熱材などに使用されてきた。しかしクボタのアスベスト被害が社会問題になったように、肺がん(中皮腫)になりやすい事がわかっている。

飲酒:1988年、WHOの疫学の研究で、口腔内ガン、咽頭ガン・喉頭ガン、食道ガン、胃ガン、肝臓ガンの原因であると結論付けた。また、タバコを吸いながらの飲酒は、食道ガン、胃ガン、大腸ガンになりやすいともいわれていて、アルコールがタバコの発ガン物質を溶かして大量に体内に取り入れてしまうため、喫煙しながらの飲酒はさらに危険性が高まる。アルコールの1日の適量は、純アルコールで20gなので、ビールで中瓶1本、日本酒で1合、ワインなら1杯、ウィスキーならダブルで1杯といわれている。また、週に2日は休肝日を設けたほうがいい。

運動不足:食事によるカロリー過多と運動不足による肥満が、ガンやほかの生活習慣病の原因となっている。とくに最近日本で増えている、女性の乳ガンの原因として危惧されてもいる。運動をすることによって、これらの危険な要因を排除することができる。運動といっても激しいものではなく、いままで運動をしていなかった人は日常生活を活発にし、運動をしていた人はちょっとした工夫でさらに効果を高めるなど、日常の生活を中心として体を動かすようにしよう。

紫外線:ガンにならないためには、抵抗力が非常に重要だ。そうした抵抗力を低下させる身近なものに紫外線がある。紫外線は直接DNAを傷つるし、活性酸素を細胞の中で増加させ、これもDNAを傷つける。さらに皮膚にシミなどを作り、皮膚ガンになる確率も高くなる。最近ではオゾン層の破壊などで、日本でも昔の何倍も紫外線が強くなっているといわれている。女性だけでなく、男性も子供も、紫外線対策をしたほうがいい

体を清潔に:体を清潔にすることもガン予防に役立つ衛生環境の悪い国や地方では、皮膚ガン陰茎ガンが多く発生するといわれている。当然のことではあるが、これを機に少し意識して、日ごろから手洗いやうがい、シャワーや入浴をこまめに実行しよう。

ストレスあらゆるガンの発生に大きく関るのが免疫力だ。免疫力は日常のちょっとしたことで変化してしまう。睡眠不足や疲労、ストレスなどが原因で免疫力は下がる。従って、充分な睡眠をとり、3食きちんと食べ、適度な運動をすることが大切だ。また、日ごろの生活のなかで自分で楽しみを見つけ、できるだけストレスをためないようにすることが大切である。

食生活習慣
動物性脂肪:動物性脂肪を摂りすぎると、ニトロソアミンという発ガン物質が生成され、脂肪から出来る二次胆汁酸と一緒になることで、大腸ガンの原因になる。また、動物性の飽和脂肪酸の過剰摂取によって、乳ガン、子宮ガン、前立腺ガンになる確率も上がる。脂肪は動物性のものよりも、植物性のものを摂ったほうが、食事のバランスは取れる。

野菜を食べない人:野菜を食べない人はガンになりやすく、菜食主義者にはガンが少ないという研究データがある。実は、野菜にはガンを予防する成分が含まれており、食べるだけでガンの危険性を減らしてくれる。

塩辛いもの:過剰な塩分が胃の粘膜を荒らして、胃ガンの原因となる。塩分摂取量は地域によって異なり、東北地方は比較的塩分の摂取量が多い地域である。他の地域と比べると東北地方は、明らかにガンの死亡率が高い。逆に摂取量の少ない沖縄では、胃ガンの死亡率が低いというデータがある。理想的な塩分の摂取量は1日10gといわれている。

熱いもの:熱いものは食道ガンを引き起こす危険性がある。

焦げた部分:魚や肉などの焼きこげのなかには、ニトロソアミン、ヘテロサイクリックアミンなどの数種類の発ガン物質が発見されている。この物質は調理時間が長ければ長いほど多く発生するものなので、こげ過ぎには注意しよう。焼肉を食べる際は、黄色のトウモロコシをいっしょに焼くと発ガン物質を抑制することができる。また、焼き魚を食べるときには、緑のほうれん草やきのこをつけ合せにすることで、発ガン物質の活動を抑えることができる。

カビの生えた食品:ピーナッツなどのナッツ類(ピスタチオ)やとうもろこしにつくカビは、発ガン物質で危険だ。

食品添加物・残留農薬:加工食品には、長期保存や見栄えやコストダウンなどさまざまな理由で沢山の合成添加物などが使われている。国内で生産される食品添加物の量は年間約50万トン、私たち日本人は平均一日約11g一年間で約4kg食品添加物を摂ることになるといわれている。その中にはタール系の合成着色料などには、発ガン性の不安がある。
また輸入食品などで、残留農薬が基準を超えていることが新聞などでしばしば報道され、その危険性が指摘されている。


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