恐れていた最悪の事態、中国製毒ギョーザ

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私たちジーライブは、今までに中国産の農産物や加工食品の安全性に対する懸念や不安を表明してきました。当HPでも、「中国産農産物 違反急増(2006.08.25)」、「危ない中国からの輸入食品(2007.07.31)」と2回取り上げてきました。
不幸にもその警告が的中して、今回の中国製毒ギョーザ事件で最悪の事態になりました。もう少し輸入食品に対する安全対策を講じていれば防げなっかたかと残念でなりません。
その背景には、中国における農産物の生産過程や加工食品の製造工程においてその原因となるさまざまな問題点が指摘されています。
1.その生産・製造工程で使われる水が化学物質などで相当程度に汚染されている場合がある。
2.生産・製造に従事する人たちの安全管理に関する意識が低かったり、社会主義的市場経済に移行してから、多少悪いことをしてでも儲けることが第一という極端な拝金主義的な人たちが一部にいること。
3.食の安全や使用可能な農薬に関する法整備、行政指導や取締りが徹底していないこと。
などが挙げられます。

中国製ギョーザで10人中毒症状 殺虫剤成分メタミドホスを検出     2008,1,31

JT子会社、輸入23品目回収
中国の工場で製造、輸入された冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が昨年12月以降、下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、9人が入院したことが30日、分かった。千葉県市川市の女児(5つ)は一時意識不明の重体となったが、全員が回復したか、快方に向かっている。3家族の食べ残しから有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」が検出され、両県警は製造過程などで混入したとみて業務上過失傷害や食品衛生法違反の疑いで捜査している。同じ冷凍ギョーザなどを食べた4県の計7人が体調不良を訴え、各県などが因果関係などを調べている。

 輸入元の日本たばこ産業(JT)子会社「ジェイティフーズ」(東京)は謝罪し、同じ工場で製造された冷凍食品計23商品の自主回収を始めた。厚生労働省は同工場からの食品の輸入自粛を求めている。中国当局は30日「調査を始めた」との声明を出した。

 「手作り餃子」と「ひとくち餃子」は、それぞれ昨年10月20日と同月1日に河北省石家荘市の「天洋食品」の工場で製造、包装して輸入された。両日製造された「手作り餃子」と「ひとくち餃子」は計約1万5000袋という。

 有機リン系殺虫剤の「メタミドホス」は、輸入農産物の残留農薬として微量が検出されるケースはあったが、健康への影響が確認された例はないという。千葉県警は製造過程のほか、ギョーザを包装する際に混入した可能性があるとみている。

 一方、加ト吉(香川県観音寺市)や味の素冷凍食品(東京)、江崎グリコ(大阪市)などは30日、天洋食品から冷凍食品やその材料を仕入れていたなどとして、関係商品の自主回収を決めた。

 【メタミドホス】 野菜などのアブラムシ駆除に使われる有機リン系殺虫剤。中国では農薬として一般的に使用されている。これまで日本国内では中国産のカリフラワーや冷凍ライチ、ソバなどから食品衛生法の基準値を超える濃度が検出されたことがある。国内では農薬として登録されておらず、限られた研究所にしか保存されていないが農薬として使われているアセフェートが分解して検出される例がある。厚生労働省によると、有機リンを人が摂取すると、神経系の働きが阻害され、異常な興奮状態となって嘔吐(おうと)やめまいなどを起こす。重症になると呼吸障害に陥り、昏睡(こんすい)状態や死に至ることもある。

ギョーザの袋から猛毒パラチオン、高濃度ジクロルボスも          2008、2、21

日本生活協同組合連合会(日本生協連)は20日、昨年6月3日に中国・河北省の天洋食品が製造し、みやぎ生協(仙台市)が昨年10月に販売した「CO・OP手作り餃子」の袋から、猛毒の有機リン系殺虫剤「パラチオン」1・6ppmと「パラチオンメチル」1・1ppmを検出したと発表した。また「ジクロルボス」も180ppmと高濃度が検出された。

中国製ギョーザ中毒事件に関連し、パラチオンとパラチオンメチルが検出されたのは初めて。

関係者によると、パラチオンとパラチオンメチルは日本国内では1971年に使用禁止になっており、中国で混入したり付着したりした可能性が出ている。中国でも2007年から使用が禁止されたが、以前は一般的な農薬だったという。日本ではパラチオンは毒劇物法で「特定毒物」に指定され、学術目的などを除き使用が禁じられている。

日本生協連によると、問題のギョーザは、みやぎ生協が昨年10月8日、共同購入の組合員に販売。組合員は「10月26日に食べようとしたが、薬品のような異臭がして、焼いて少し食べたら薬品のような味がした」と食べ残したギョーザと袋を返品した。

日本生協連は輸入元のジェイティフーズに検査を依頼。11月中旬に同社から「トルエン、キシレン、ベンゼンを検出した」と報告があった。当時、天洋食品や包装メーカーの調査で異常はなく、農薬検査は行われなかった。

日本生協連側は「流通過程で袋に汚れがついただけ」と判断。食べ残しは詳細に検査されず、捨てられていた。

昨年6月3日製造の商品は、愛知県の名古屋勤労市民生協やみかわ市民生協、岐阜県のコープぎふなど全国31生協に8820袋が流通したが、大半は回収されずに消費されたとみられる



やっぱり危ないビスフェノールA、胎児に悪影響


今まで、ビスフェノールAは、食器やほ乳ビンの原料であるポリカーボネード樹脂、缶詰の内側のコーティング剤の原料であるエポキシ樹脂の原材料として使われてきた。
今年に入って日本、アメリカやカナダにおいて、そのビスフェノールAが胎児や新生児に悪影響を及ぼすことが相次いで発表され、それぞれの国において禁止の方針が示された。
ビスフェノールAについて、環境省は04年、魚類で内分泌かく乱作用が推察されるとしたが、人への影響は認められないとしていた。しかし当HPにおいては、ビスフェノールAは環境ホルモンの一つで女性ホルモンの作用があり、胎児や新生児への危険性を指摘して警鐘を鳴らしてきたところである。(環境ホルモンと容器包装

2008年7月8日(厚労省
厚労省は、「成人への影響は現時点では確認できない」としながらも、「ビスフェノールAについては、近年、動物の胎児や産仔に対し、これまでの毒性試験では有害な影響が認められなかった量より、極めて低い用量の曝露により影響が認められたことが報告されたことから、妊娠されている方(これらの方の胎児)や乳幼児がこの物質を摂取すると影響があるのではないかという懸念が持たれています。」とその危険性に初めて言及し、「公衆衛生上の見地から、ビスフェノールAの摂取をできるだけ減らすことが適当」と報道発表した。

2008年5月14日(国立医薬品食品衛生研究所) 
プラスチック製品の原料になる化学物質ビスフェノールAが、現行の安全基準以下でも胎児や新生児に影響を与えることを国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)などがラットで確認した。
衛生研の菅野純・毒性部長は「性周期の異常は、ビスフェノールAが中枢神経に影響を与えたためと考えられる。大人は影響を打ち消すが、発達段階にある胎児や子供には微量でも中枢神経や免疫系などに影響が残り、後になって異常が表れる可能性がある」と分析している。

2008年4月18日(カナダ
カナダのクレメント保健相は18日、ビスフェノールAを原料とするポリカーボネート樹脂で作られたプラスチック製哺乳(ほにゅう)瓶について、輸入、販売、広告を禁止する方針を明らかにした。
保健相は、「大人が普通の日常生活を送っている限り、健康影響はないが、成長過程にある新生児や乳幼児にこの結論は当てはまらない。安全性を優先する」として、禁止の方針を示した。

2008年4月14日(アメリカ
ビスフェノールAについて、環境ホルモンの作用が認められその危険性が指摘されて「胎児や子供の神経系や行動に影響を与えたり、女子の早熟を引き起こす恐れがある」とする報告書をまとめた。






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